登園拒否? 4歳が保育園行きたくない
母である私は今次男の育休中で、長男は認可保育園に通っている。4歳の長男は、今年に入ってから保育園の行き渋りがあり、4月時点で2月から半分以上休んでいる。
最初の頃は、仕事をしていたら平日にこんなに遊べることはないので、あちこちの大きな公園にレジャーシートをもって遊びに行っていたが、さすがに毎日は疲れてきた。
4歳にもなるとお昼寝は不要だし、公園でどれだけ遊ばせても夜まで元気、夜も元気に家の中で飛び跳ねている。
夫は20時過ぎに帰宅で、夜ご飯からお風呂まで一人で子ども二人を相手し続けるのは、私の精神的余裕もなくなってきた。
少なくても週に2回は保育園に行ってほしいと思って、声かけをしてみても「行きたくない」の一点張り。
登園の時に、キックバイクに乗って母が引っ張っていくからと誘ったり、お迎えは早く行くし、おやつも持っていくから帰りに公園で食べようと言ったり思いつく誘いは全て行ってみましたが、「行きたくない」のは変わらず。。
1週間くらいお休みした後、さあ久々に行こうと誘い、渋々家を出て歩き始めて保育園が見えてくると「やっぱり行きたくない、帰る」と言い出して帰ってきたこともある。
結局、シーツや着替えなどの荷物を置きに行って、遊べそうだったら遊んでこようと行って、保育園の中に入って、先生とお話しをしてやっと保育園で過ごすことができた。
「保育園行きたくない」の 原因
行き渋りの原因は
1)家に母と弟がいるので一緒にいたい、母と弟と遊ぶ方が楽しい
2)保育園が楽しくない
・・・純粋におもしろい遊びができない、お友達に入っていけない
が考えられる。
1がほとんどの理由なんだと思っていたし、実際そうなんだけど、
2の保育園が楽しくないも理由にるのかなあと思い始めてきた。
保育園が楽しくない ?
もしかして純粋に保育園が楽しくない?と思うようになった
きっかけは、オードリー・タン 母の手記「成長戦争」自分そして世界との和解を読んだこと。
子どもは 存在するだけで創造的に生きられる
それを潰すような教育をしたり 人と比較したりするから、子どもが荒れる
大人は 子どもがあるがままに 好きなこと・得意なことをできる環境だけ整えてあげればいい
ということを、この本を読んで改めて思った。例えば、保育園では、みんなで同じ制作をしている。これ、うちの息子は楽しいのかなと疑問に思うようになってきた。
例 お雛様、鯉のぼり
みんなで同じ形の鯉のぼりに色を塗るだけとか
先生が用意した材料を使って、貼るだけでできるお雛様とか
家での息子を見ていると、どんな素材でも自分で自由に遊んでいる。輪ゴムをペンに巻き付けてぐるぐる回したり、ピタゴラスイッチのようなものを自作したり、S字フックをいろんなものにひっかけてブランコにしたり、などなど。
どれもこちらから提案したことはなくて、勝手に遊び始めているもの。保育園でみんなで同じ制作物を作るのは、確かにやってみる楽しさはあると思うけど、遊びに没頭するような経験になっているんだろうか。
認可保育園にそこまで求めてくれるな、というのはごもっともではある。
保育園は 前半(0、1、2歳児)、 後半(3、4、5歳児)で分けるべきではないか
もうすぐ5歳になる息子を見ていると、保育園の内容ではものたりないないのではないかと思う。0歳児クラスから保育園に行っているが、0、1歳、2歳くらいまでは、安全な環境で遊んで、食事をして、お昼寝するという今の保育園のスタイルがいいと思うけど、4歳、5歳くらいなると、物足りないのではないかと思う。
保育園の送迎時に見た様子と息子からの話を総合すると、室内遊びは、カルタ、パズル、おままごと、ブロック、カードゲーム、プラレール、外遊びをするなら午前中で、お散歩で近くの公園に行くか園庭(おにごっこ、砂遊び等)で遊ぶで保育園の1日は完結している。
通っている保育園は、園庭もある広い園舎で先生方の年代は幅広い。担任の先生は20~30代だが、補助に入っている先生は50代前後。昔ながらの保育園という感じ。園のおたよりなどから感じることは、子どもの創造性を育むとか、最新の研究成果から取り入れるとか、そういう新しいことを取り入れているというようなことはない。新しい時代を生きる子どもを育てているのに、新しい知見を取り入れていかなくていいんだろうか。
3歳児クラス以上に望む保育
では私はどういう保育をしてほしいかというと、みんなで同じ制作なんかしなくていい、材料と道具だけ置いておいて、それぞれが好きなものを作ればいいと思う「こいのぼり」というテーマやヒントだけ与えて、自分で考えて作ればいいと思う。紙でも布でも、立体でもなんでもOKのスタイルがいいと思う。知的好奇心を刺激するような実験をしたり、経験を積ませる環境を整えてあとは子どものやりたいことをのびのびやらせてほしい。
保育園でみんなで一緒に先生の指示を聞きながら同じような制作物を作る、その経験を土台にして小学校に入学する。そして小学校でも過去数十年間と変わらない公教育を受けていく。その流れが見えたような気がした。
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